フォントから生まれた眼鏡「TYPE」

街で見かける看板や雑誌のタイトル、商品のパッケージなど、私たちの身の回りにはフォントが溢れています。

ひと言でフォントと言っても、そこから受ける印象は様々ですよね。繊細さ、力強さ、カジュアル、誠実さなど。弊社でもフォントについての社内勉強会を行うだけではなく、Webフォント用のオリジナルプラグインを製作するなど、フォントの存在や個性を大切にしています。

フォント×眼鏡

昨年話題となった、こんな面白いプロダクトをご存知でしょうか。

フォントの個性を眼鏡のデザインに落とし込んだブランド「TYPE」です。

引用元:http://type.gs/

引用元:http://type.gs/

現在のラインナップは、Helvetica、Garamond、DIN、FUTURAの4種類。書体(typeface)に忠実に、セリフ(文字の端に付けられる飾り)の有り無しやカーブ具合を再現しているだけでなく、Light、Regular、Boldなどフレームの太さも選べます。

この「TYPE」は何個注文しても5日以内であれば返品可能という、通販ながら家で合うものを試着できる独自のシステムが話題のメガネ・サングラス通販サイト「Oh My Glasses」が、NIKEのプロモーションを手がけていることで有名な、アメリカ・ポートランドに本社を置くクリエイティブエージェンシーの東京支社である「Wieden+Kennedy Tokyo」とともに立ち上げたブランドです。

共通項を見つける

フォントと眼鏡、全く関係のないように見えるこの二つですが、実は微妙な太さ、形の違いが人に与える印象を変える、という共通項があります。

全く違うもの同士の共通項を見つけ、組み合わせて新しい価値を生み出すという発想は、デザインにおいても大切ですよね。

自分とほかの人が持っているフォントに対する印象がそれぞれ違っていたり、そのフォントを元にした眼鏡から受ける印象がまた違ったり、色んな感じ方があって見ているだけでも楽しくなります。

今後どんなフォントを元にした商品が出てくるのかが楽しみですね。

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