ガウディ×井上雄彦、時空を超えたコラボ!

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未完の大聖堂と呼ばれ、完成までに300年かかると言われていた巨大な教会「サグラダ・ファミリア」。曲線を多用したとても特徴的な建築物で、着工から100年以上たった今でも、ガウディの遺した数少ないスケッチや模型を元に職人や建築家たちが試行錯誤しながら作業を続けています。

技術の進歩により工期が半減し、2026年完成予定となったことで世界中が沸き立ったのは記憶に新しいですが、世界遺産にも登録される独創的な作品を数多く遺したガウディの異色の展示がいま日本で行われています。

世界的な建築家であるガウディとコラボするのは、日本を代表する漫画家の井上雄彦。

井上氏は国民的な人気漫画作品を描くことにとどまらず、近年は個展の開催や京都東本願寺に描いた親鸞の屏風絵など漫画家の枠に収まらない様々な活動も行っています。2012年にはガウディ建築を巡り世界をイラストで表現したイラスト集「pepita」を刊行し、そこから着想を得た東映が打診し今回の異色のコラボレーションが実現しました。

これまでもガウディを取り上げた展示は数多くあったものの、今回はガウディの人間像を井上氏独自の視点でクローズアップしている点がとてもユニーク。

gaudinoue.com

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本展は3部からなり、ガウディの少年時代・無名時代を紹介する第1章「トネット」、建築家として活躍する第2章「建築家ガウディ、誕生」、そして晩年に迫る第3章「ガウディの魂 – サグラダ・ファミリア」で構成されています。

ガウディ関連資料は約100点展示され、井上氏は今ガウディが生きていたら、という物語を含めた約40作品を描きおろしているそう。

今回の展示にあたり、井上氏は他の仕事をすべて断り1ヶ月間バルセロナに滞在し作品制作に集中。そして「紙の材料や水の力を活用した絵を書きたいと思ったから」と、ガウディの世界観を描くための世界最大級となる手漉き和紙の制作も自ら手掛けるという力の入れよう。ガウディという存在を前にした時に感じたものを率直に表現したんだとか。

日西交流400周年の交流年事業の締めくくりの一つとして開催されている本展。特設サイトでは見どころや、展示をより楽しむためのコラムなども掲載されているので必見です!

IMGP6403のコピー
IMGP6406のコピー

本展ではガウディ本+井上雄彦本の2冊がセットになった公式図録も購入できますよ。これは永久保存版ですね。

ガウディ×井上雄彦

東京会場での開催以後、2015年7月まで約1年間、日本全国で巡回展を開催。

【今後の巡回先】
長崎(長崎県美術館2014/12/20~2015/3/8)
神戸(兵庫県立美術館/2015/3/21~5/24)
仙台(せんだいメディアテーク/2015/6/3~7/12)