“PRINTTEX”でペンキを塗るように壁にプリント!
いまや一家に一台あると言っても過言ではないほど、プリンターが普及した現代。
かつては写真屋さんに頼んでいた写真の現像も、スマホやデジカメで撮影して家でプリントする人も多く、プリンターは私たちの日常にすっかり入り込んでいます。
平面だけでなく立体的にプリントできる3Dプリンターが登場したのは記憶に新しいですが、今回は、まるでペンキを塗るように壁にプリントできる、こんな変わったプリンターをご紹介。
“壁にプリントする”という新感覚
家にあるインクジェットプリンターのように、プリントしたいデザインをスマートフォンやパソコンからアップロードし、気軽に使える壁のプリンター「PRINTTEX」。
これはオーストリアのインダストリアルデザイナー、BENJAMIN LOINGERが学生時代につくったもので、2015年のiF STUDENT DESIGN AWARDを受賞しました。
これを使えば、難しい技術は必要なく、好きにカスタムした写真やパターン、テキストをプリントした壁が作れます。
形状と仕組みの秘密
フロアモップのような形状をしたプリンターの先端部には、距離を測るセンサー、ビジュアルセンサー、そしてバッテリーが内蔵されており、CYMKの4色のインクが取り付けられるようになっています。
そして、「」(かぎかっこ)の形をした2つのコーナーセンサーを用いて、カンバスエリアを制限し、壁上にデジタルグリッドをレイアウト。そうすることでプリントする場所を認識するという仕組みです。
モップのような形状にすることで、ペンキを塗るように手で持ってプリントしやすくなっています。
壁がカンバスに
これはコンセプトモデルのため、まだ製品化されていないのですが、商品化したあかつきにはPRINTTEXをレンタルするサービスを検討しているとのこと。
これを使えば、壁紙を張り替えるより気軽に、壁のデコレーションが可能になります。ポスター代わりに好きなグラフィックを壁にプリントするなど、自分ならどう使おうかと、ついつい想像が膨らみます。
皆さんならどう使いますか?