1名限定。日本郵便の「切手デザイナー」募集開始
日本郵便株式会社が2017年4月20日(木)応募書類必着で、切手デザイナーを募集しています。
日本の切手
日本の切手は、初めて発行されたとされる1871年(明治4年)から現在まで、単位、表記、形などを変えながら存在してきました。
近年、郵便局で売られている普通切手の図案が2015年2月2日に一新され、普通切手全体のイメージが統一されるなど、まだまだ進化を遂げています。
インターネットの普及により、切手を使う場面は年々減ってきているように感じますが、私たちの生活に中に存在し続ける日本文化の1つになっているように思います。
「浮世絵シリーズ」や「おもてなしの花シリーズ」、「日デンマーク外交関係樹立150周年」など、ほかにもたくさんのシリーズがあり、デザイナーにより異なる切手の個性が興味深く、ほかの絵柄も見たくなってきます。
貴重な募集
なりたくてもなかなか募集がない切手デザイナー。
1年間で新しくつくられている切手はおよそ40種類と言われており、年間発行枚数は5億枚以上にも及ぶそうです。その切手をデザインするのは、日本全国でたったの7名。
切手デザイナーの募集がかかるのは、欠員が出たときのみと言われており、とても狭き門のようです。
今回の募集に関しては、4月20日(木)必着の応募書類による書類選考の後、実技選考、面接を5月中に行い、日本郵便の社員として7月以降の採用になるようです。
応募資格は、“美術系大学または専門学校を卒業し、コンピュータ・グラフィックス等を使用したデザインの専門知識を持ち、これらに関する業務の実務経験を3年以上有する方”とのことで、応募資格に当てはまる方は1度応募してみてはいかがでしょうか。
切手に限らず、郵便はがき、ステーショナリー、印刷物などのデザイン企画も行うようです。詳しくは募集要項をご確認ください。
デザインの奥深さ
海外の方に「ディテールまで美しすぎる」と賞賛されるほど、小さな枠の中にイラストなどが繊細に描かれた日本の切手。
日本郵便公式サイトの新着切手情報では、細かく美しく描かれたものや、キャラクターを用いた可愛らしいもの、何周年記念のものなど、さまざまな種類の切手を見ることができ、1枚1枚に題材を起用した理由や意味が込められていて驚きました。
切手に用いる動物や植物をデザインする際は、忠実に再現するため専門家から写真や実物を受け取り参考にするなど、1つ1つの絵柄に慎重に、真剣に取り組むそうです。
普段何気なく使っている切手にも、実は知らない意味が込められているかもしれませんね。
形は小さなものですが、切手から日本郵便を、そして日本全体を盛り上げてくれる方、ぜひ「切手デザイナー」というまたとないチャンスに挑戦してみてはいかがでしょうか。
切手デザイナー募集
2017.4.20(木)応募書類必着
日本郵便株式会社 東京都千代田区霞が関一丁目3-2
問い合わせ:saiyou2007.ii@jp-post.jp