日本の伝統と美意識を身に着けるアクセサリー「Hiragana」

書家として国内外で活躍している國廣 沙織さんが“日本特有の文字『ひらがな』の曲線の美しさを伝えたい、日本の伝統を残していきたい”という想いで2015年に立ち上げたアクセサリーブランド「Hiragana」。

ひらがなの美しさに魅了されて

6歳から書に触れ、ひらがなの美しさに魅了され続けて来たというデザイナーの國廣さん。「万葉の時代から受け継がれる「かな」は日本特有の文字文化。千年の時を通じ日本人の想いを伝えてきた伝統を今に結びつけることは、ひとりの書家としての使命でもあります」といいます。

リアルな“書”から生まれるアクセサリー

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日本では当たり前のように使われている“ひらがな”。だからこそ、ひらがなに対する関心が薄く、ロゴや広告の文字もローマ字で溢れています。そこに敢えて「日本でも海外でも、日本語モチーフの服飾品を身に着けることがカッコいいという風を起こしたい」と思い、認めた書を礎に和のデザインとしてアクセサリーで表現することを思いついたんだそう。

心に留めておきたい言葉を選ぶ

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デザインを考えるうえで大切にしているのがフォルムだといいます。例えば「うつくしい」をモチーフにしたこちらのピアス。「つ」の丸みや、すらりとした「し」のラインを強調し、女性のボディラインをイメージして制作されたのだそう。さして珍しい言葉ではないけれども、たおやかな曲線のひらがなで連なると、その美しさに思わずハッとさせられます。

ファッションとしてのみならず、日本文化を世界に発信するための新たなツールとしての側面も持ち合わせた「Hiragana」。日本人である私たちにとっても、日本の文化が持つ魅力や価値そのものに気がつくきっかけになるはずです。

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