体験型イベント「博多商店」でさまざまな体験を
福岡・博多に縁のある伝統工芸品を展示・紹介する「はかた伝統工芸館」にて、11月14日(土)、15日(日)に秋まつり「博多商店」が開催されます。
博多商店とは
この博多商店は、はかた伝統工芸館と新しい伝統の形を提案する集団「博多商会」の共催によるイベントです。
昨年は2日間で3000人以上が来場し、大盛況に終わりました。
こだわりのある伝統工芸やオーガニック食材の販売、手仕事による雑貨やワークショップなど、さまざまな“見て、食べて、学んで”が楽しめます。
今年はその中でも“学んで”に注力し、豊富なワークショップでの体験を通して、さまざまなことを学べるイベントになっています。
幅広いジャンルの体験
博多人形師による博多人形バッジづくりや、先日もご紹介した博多織のミニ体験、博多にわかミニモビールづくりなどといった博多の伝統工芸ににまつわるものから、家オブジェづくり、クリスマスリースづくり、美味しい珈琲の入れ方など、さまざまなジャンルの11の体験ができます。
その中でもおすすめなのは、印刷物をトータルで提案する日髙印刷による活版印刷体験です。
温もりのある活版印刷
活版印刷とは、活字を組み合わせてつくった版(活版)にインクを付けて印刷する、昔ながらのシンプルな印刷技術や印刷物のこと。
版の出っぱっている部分にインクをつけて紙に転写するため、転写の際に紙に圧がかかり独特の凹凸ができます。
インクのかすれや刷りムラ、微妙なズレなど、1枚1枚違った味とあたたかみのある印刷物ができるので、オフセット印刷が主流となった現代でも根強いファンがいる印刷方法です。
活版印刷自体が稀少なものになってきているいま、活版印刷体験を通して、ぜひその魅力を体感してください。
博多の伝統に触れる
今後も秋まつりとして毎年開催予定の博多商店。
自分で見て触って楽しみながら、博多の伝統を身近に感じられるチャンスです。
それぞれの体験は、当日受付で申し込みをすれば参加できるとのことなので、お時間があれば気軽に足を運んでみてくださいね。
博多商店
はかた伝統工芸館 福岡市博多区上川端町6-1
2015.11.14(土)-15(日) 10:00-18:00 ※入館は17:30まで