「荒井良二じゃあにぃ」で絵本の世界へ旅をする

伸びやかでカラフルな絵と、予測の出来ない自由な発想のお話が人気の絵本作家、荒井 良二の展覧会が、福岡天神イムズ8F 三菱地所アルティアムにて開催されています。

思い思いの場所へ

会場に足を踏み入れると、目の前に絵本のキャラクター“げんしくん”が先導する大きな船が現れ、一気に荒井良二ワールドへ。

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公開制作によりカラフルに彩られた大きな船の中には、荒井氏が集めているおもちゃのコレクションが、そこここに飾られています。

この船は、荒井氏の好きな言葉で本展の名称でもある“じゃあにぃ”にちなみ、“特定の場所”ではない、“思い思いの場所”へ旅をするという意味が込められています。

本展は、作家のアイディアによる趣向を凝らし、三菱地所アルティアムと本のスペシャリスト目黒 実・デザイナー山下 麻里監修の元実現された、オリジナルの展覧会。

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例えば、原画はストーリーの順にこだわらず絵のバランスを重視して展示し、荒井氏が本展のために書き下ろした最新刊「鳥たちは空を飛ぶ」は、通常の絵本の倍の64ページという、従来の枠におさまらない豪華なものになっています。

荒井氏の故郷である山形や関東以外での、作家とともに作り上げていく展覧会の開催はとても貴重な機会です。

絵本に込めた思い

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荒井氏は1990年の絵本出版以来、アニメにもなった「スキマの国のポルタ」や、「そのつもり」など、数々の絵本を生み出してきました。彼のつくる絵本は、日本のみならず海外でも高く評価され数々の賞を受賞しています。

子どもの頃誰もが持っていた自由さを、そのまま表現したような世界観は、子どもから大人まで、多くの人々を魅了し続けています。

そこには“言葉では伝わらない何かを伝えたい”という思いが込められ、自由な線で描かれた絵や、見るだけで元気になるようなカラフルな色彩が溢れています。

大人も子どもも一緒に楽しめる展示

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本展では最新刊「鳥たちは空を飛ぶ」の原画が日本初公開!そして「イノチダモン」の原画の展示、「ねむりひめ」「なんていいんだ ぼくのせかい」などのイラスト展示のほか、奥に設けられたスペースには、荒井氏のこれまでに発表した絵本がズラリと並び、原画とともに絵本を楽しめます。

また、展覧会を見に来た子ども達にも見れるように、壁の低い位置には原画をカラーコピーしたイラストが貼られているという配慮も。子連れでも伸び伸び楽しめる内容となっています。

荒井氏の絵本にちなんだワークショップやイベントも多数企画されているので、気になる方はWebサイトをチェックされてみてくださいね。

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アルティアムだけでなく、B2Fイムズプラザでは体験型展示、そして館内で楽しめるスタンプラリーも同時開催。イムズ全体で楽しめる展覧会で、旅するように荒井良二のつくりだす世界観を楽しんではいかがでしょうか。

時期を同じくして、北九州市漫画ミュージアムでは、7/18(土)〜8/31(月)の期間「荒井良二 スキマの国の美術館」が開催されます。こちらでもワークショップ・サイン会・読み聞かせなどイベントが企画されているようですよ。