アイディアがカタチになるまでを楽しめる「鐘川製作所のプロトタイプ展」
12月8日(木)〜12月11日(日)の4日間、福岡・薬院にあるギャラリー「SOMEWARE」にて、老舗メーカー×福岡の若手クリエイターによる「鐘川製作所のプロトタイプ展 vol.2」が開催中。
プロトタイプとは
プロトタイプとは、「原型」や「試作」を意味する言葉です。
「鐘川製作所のプロトタイプ展」は、金属加工業として創業100周年を迎えた、福岡市糟屋郡にある鐘川製作所が、福岡の若手クリエーター達とともに、それぞれの考えやアイデアを、プロトタイプ(試作)にするというプロジェクト。
“多品種少量生産”を得意とする鐘川製作所の技術を活かし、さまざまなつくり手による視点の違いを楽しめます。
テーマは「わたしが考える仕事と金属」
2回目の開催となる今回のテーマは、「わたしが考える仕事と金属」。
本展では、ただプロトタイプを展示するのではなく、デザインや使いやすさの検証、再現に必要な金属の選定、適した加工技術の試行錯誤など、商品ができるまでの過程を通して「モノづくり」を感じることができます。
プロトタイプを手掛けるのは、プロダクト、インテリア、建築、ウェブといった、福岡で活躍しているさまざまな若手クリエイター。
それぞれが考える「仕事」のシーンで、金属がどんなカタチになっていくのでしょうか。
本展の公式Facebookページでは、ステンレスのやかんや、塗装されたテープカッターなど、身近にあるさまざまな金属について、特性なども交えながらどのようにつくられているのかを紹介されています。
これも金属でできているのかという発見や、こんな風につくられているのかと、金属について知るきっかけを与えてくれるので、展示に行かれる前に予習してみると、より展示を楽しめるかもしれません。
身近な素材でありながら、実はあまり知らない“金属”。その可能性や新たな広がりを感じる展示となりそうですね。
鐘川製作所のプロトタイプ展
SOMEWARE 福岡市中央区薬院1-12-19
2016.12.8(木)-11(日) 12:00-19:00 ※入場無料