建物目線で建築を知る映画「もしも建物が話せたら」
「もし建物が話せたら、私たちにどのような言葉を語り掛けるのだろうか。」
普段は言葉を発しない建物が何を感じ何を語るのか、新たな視点から建築を描くドキュメンタリー映画「もしも建物が話せたら」が、4月9日(土)より福岡のKBCシネマ1・2にて上映されます。
6つの建物ストーリー
世界各国のメディアやクリエイターと共同で番組を企画制作するWOWOWの国際共同制作プロジェクトにより制作された本作は、世界の名監督6人がそれぞれの思い入れのある文化的建物の心の声を描く、6つのストーリーからなるオムニバス・ドキュメンタリーです。
ベルリン・フィルハーモニーやロシア国立図書館、ハルデン刑務所などといった世界の建物を擬人化し、その存在する意味や、構造、使用する人たちと共有する思い出など、その場所に存在し続けたものの目線でさまざまな物語が語られます。
建築の魅力に気づく
その時代や国の文化を反映し、社会を映し出す鏡でもある建築。
今は亡き天才舞踏家ピナ・バウシュが遺したものを描いた話題作「Pina / ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の監督ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の元、心地よい映像と語りで観る人を引き込む本作は、建築の持つ魅力に改めて気づかせてくれます。
この映画を観れば、身近に存在している建築への視点も変わりそうですね。
4月10日(日)には、映画上映後に一級建築士であり都市や建築に関わる設計・デザイン・リサーチなどを行なう設計事務所「rhythmdesign」代表の井手 健一郎さんと、福岡・大橋にあるインテリアショップ「organ」の店主である武末 充敏さんによるトークイベント付上映も予定されています。
トークイベント付上映の詳細はコチラをご確認下さいね。
もしも建物が話せたら
4.9(土)公開 KBCシネマ1・2 1800円
【トークイベント付上映】
4.10(日) 本編上映15:00〜/トーク18:00〜
ゲスト:井手健一郎、武末充敏
※通常料金、招待券利用不可、自由席