MARUZEN福岡店で開催中!レイモン・サヴィニャック版画展
「大衆はポスターにしげしげと眺め入ったりはしない。一瞥するだけだ。通りを行く人は、ほんの一瞬のうちにポスターの言わんとするところを、見てとれなくてはならない。」
そんな名言を残したのはフランスのポスター画家レイモン・サヴィニャック。
その言葉通り、彼の作品は単純明快なデザインと目を引くポップな色使い、そして独特のユーモアに溢れています。
サヴィニャックは2002年に94歳でこの世を去るまで、生涯現役のポスター作家として様々な企業のポスターを手掛けました。彼を一躍有名にしたのは41歳の時に手がけたこの”MONSAVON/牛乳石鹸”のポスター。
「僕は41歳のときにモンサヴォンの牛のおっぱいから生まれたんだ」とよく語っていたんだとか。
エアー・フランスやミシュランなどの大手メーカーや映画のポスターなど数多くの作品を手掛け、戦後のフランスを代表するポスター作家の地位を確立しました。うさぎのミッフィーで有名なデザイナーのディック・ブルーナも彼に影響を受けたそう。
日本でも森永チョコレート、サントリー、豊島園などのポスターを手掛けています。
そんなサヴィニャックの版画展がMARUZEN福岡店で開催中。彼の代表作を復刻した版画やオリジナルポスター、絵はがきの販売もあります。
サビニャックが晩年を過ごした北フランスのリゾート地、トゥルーヴィル・シュル・メール市内では、サヴィニャックのポスターが街角のあちこちで壁画となっていて、これら約12の場所を廻る「サヴィニャックの足跡めぐり」が散歩コースになっているそうです。
いつか行ってみたい!