安土桃山時代より約400年続く「西川庄六商店」が提案する、新しい扇子

1585年、近江八幡にて創業。安土桃山時代より約400年続く西川庄六商店は、今でいう「セレクトショップ」。当時から大阪や江戸で日本中の「良いモノ」を取り扱っていたのだといいます。現在は扇子を中心に、日本に今も残る「良いモノ」を現代の暮らしに合わせた製品を展開しています。

「売り手よし 買い手よし 世間よし」

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西川庄六商店のルーツは安土桃山時代の近江商人。初代西川勘衛門数吉氏が1585年に滋賀県近江八幡で創業し、以来400年もの長きにわたって継承されてきました。創業当時の16世紀は、まだモノを全国的に流通させる仕組みのなかった時代。商人たちは自らの信用力と情報力を武器に次々と市場を開拓していきました。

こうした経済活動を支えていたのが「三方よし」の精神です。「売り手よし 買い手よし 世間よし」といわれる「三方よし」の精神は、売り手と買い手の間に「Win-Win」の関係が成立し、かつ、そのビジネスが社会に役立つものでなければならないという近江商人の教えに基づくものです。今もその教えは忠実に守られ、現代の近江商人として「三方よし」の精神を実現しているのです。

2017年の新作、ジャパンギャルドシリーズ

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扇子を現代の暮らし方に合わせてアレンジし、これまでにない新しい展開を見せている西川庄六商店のオリジナルブランド扇子「BOUDAI」。2017年、日本の美を前衛的なまでに追及した「ジャパンギャルドシリーズ」を発表しました。ジャパンギャルドとは“ジャパン”と、フランス語で「前衛」という意味を持つ“アヴァンギャルド”を足してつくられた造語で、「革新的、前衛的な芸術」という意味をこめて名づけられています。

扇子の一番外側にくる「親骨」と呼ばれる部分には、「袂」や「花」、「刀」などのデザインが施されている粋なデザイン。さらに、扇面には滋賀県の伝統的な麻織物「近江ちぢみ」を使用し、従来の扇子にはなかった爽やかな色目と涼しげなシャリ感を楽しむことができます。

フルーツの香りがする扇子!?

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1度見たら忘れられない斬新なデザインの「ほんのり香るフルーツ柄の扇子」です。表は果物の実、裏は皮のデザインがプリントされた扇子です。さらに、その名の通り、扇子の柄と同じフルーツの香りを竹に染み込ませているので、涼しい風とともにほんのりと甘い香りを運んでくれます。

扇子以外にもユニークなアイテムが…

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縁起物のだるまをモチーフにした名古屋提灯のテーブルランプです。名古屋提灯の歴史は古く、室町時代までさかのぼるといわれています。江戸時代からは広く普及し、現代でいう照明はもちろん懐中電灯やネオンサインの役割も果たしました。そんな歴史ある提灯に、現代のエッセンスをプラス。だるまのかわいらしい表情と、そのやさしい光に癒されること間違いなしです。

思わず二度見してしまうような、ユニークな商品たち。その裏には古くから守られてきた日本の歴史がありました。これからも「西川庄六商店」は、私たちに新しい価値観を与え続けてくれるでしょう。