「イノベーションスタジオ福岡」から!世界へ広がるイノベーション

2014年夏、福岡にまた一つ熱いプロジェクトが誕生しました。

福岡の”人”を起点に、多種多様な人材によるアイディアを企業の力と結びつけイノベーションを生み出していく「イノベーションスタジオ福岡」です。

イノベーションスタジオ福岡の現在と未来について、プロジェクトマネージャーの安川さんにお話を伺いました。

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福岡のもつ高い可能性

イノベーションスタジオ福岡が立ち上がったきっかけは何だったのでしょうか。

安川 このプロジェクトが始まったきっかけは、福岡の持つ可能性の高さをどうやって生かしていくかという議論からでした。福岡は今も人口が増え成長し続けている都市であり、同時に暮らしやすさの評価も高い都市です。この二つが両立しながら発展してきたのは、福岡の特徴だといえると思います。つまり、福岡は新しい都市発展のモデルになるのではないかと思っていました。

福岡は人や豊かなコミュニティが中心にあって、他人と一緒に何かを生み出していこうというマインドが根付いています。祭り好きという文化もその一つですね。暮らしやすさの評価が高いというのも、単に家賃が安い、交通の便が良いといった生活環境面の話だけでなく、そこに暮らす人たちがつくっている文化的な魅力に拠る部分も大きいのではないかと感じています。

福岡という場所ならこれまでのような大量消費型ではなく、“人”にフォーカスをした新しい発展の仕方が可能なのではと考えました。新しい価値観やライフスタイルをつくり、パラダイムシフトを起こすことがイノベーションなのだとすると、それを主体的にリードするのはこの地で生活している人たちでなければならないと思うんです。

そこで今回のような産学民官が一体となり皆でイノベーションの創出に取り組むといったプラットフォームを立ち上げました。

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走りだしたプロジェクト

年間テーマに基づき、前・後期でニつのプロジェクトに取り組むそうですが、実際に活動が始まってみていかがですか。

安川 とても手応えを感じています。半年間のプロジェクトを通して、これまで個人でコンサルタント業をされていた方が、ここで出会った方と一緒に新しい会社を立ち上げることになったり、地元企業が新しい事業領域を発見しウェアラブルデバイスの開発に着手し始めたりと、具体的な成果が見えてきています。

ただ単にワークショップを開催して、楽しかったね、勉強になったねと、その場限りで終わってしまいその後に繋がらないということではなく、この場で見つけたアイディアや気づいたことをビジネスとして世に送り出す、それをどれだけ数多く生み出すことができるかという事にとてもこだわってやっています。

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安川 イノベーションスタジオ福岡としてはアイディアを昇華してビジネス化するまでを様々な形でサポートしていきますが、具体的な成果が生まれつつあるのは、単にプログラムの設計や運営上の工夫だけでなく、むしろ、いろいろな人と一緒に新しいものを生み出していこうという参加者の熱意や意欲こそがエンジンになっていると改めて感じています。

これは想定外のことなのですが、アドバイザーで来て頂いた方々が、「福岡って面白い!」と福岡のファンになって福岡で新しい仕事をつくってくれたり、アドバイザー同士が繋がって別の場で新たなビジネスが生まれたりもしています。それがイノベーションスタジオ福岡とは全然関係の無い場所で、というのは残念ですが。(笑)

結果的に多様なビジネス創出の場としての役割も果たせていることが嬉しい気づきですね。

福岡だからこそできる事

プロジェクトが動き出すことで見えてきた現状の課題などはありますか。

安川 このプラットフォームが成り立つのは、新しいことをやってやろう、人と何かを生み出すのは楽しい!という福岡ならではのマインドが大きく関わっているということ、参加者の質が高いからこその成果なのだということを、二年目の今年はより一層意識して周りに発信していきたいです。

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イノベーションスタジオ福岡は、実は拠点となるスタジオをお持ちでない、というのはとても意外でした。

安川 そうですね、特定のスタジオは無いです。(笑)

場所を限定しないことで、福岡の街のあらゆる場所がスタジオになりえます。イノベーションスタジオ福岡にはカラフルなフラッグガーランドがあって、それを付ければどんな場所でもそこはスタジオになるんです。そのフラッグガーランドがある場所は、評価する人・される人の関係ではなく誰もがフラットに自分の意見を持ち寄れる場所であり、色々なものが生まれる場所の象徴になっています。

Innovation Studio Fukuoka

Innovation Studio Fukuoka

イノベーションスタジオ福岡のこれから

今後、この活動をどのように発展させていきたいとお考えですか。

安川 最終的な目的は、福岡ならではのイノベーション文化を育て、そこに惹かれて集まってきた他地域からの人や企業が混ざり合うことで更に新しいビジネスが生まれていく、という好循環をつくり出すことです。

そのためには具体的でわかりやすい成功事例をつくり出すことも大事ですが、情報発信やプロモーションを戦略的にやっていくこともとても重要です。
今後はそういった福岡におけるイノベーションの生態系づくりを意識した取り組みに力を入れていきたいです。

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イノベーションスタジオ福岡は福岡だけにとどまらず、海外の都市とも提携し共働で活動を進めていきます。福岡発のイノベーションが世界に広がっていくのが楽しみですね!

今後の開催日程

今週末、プロジェクト#2の中間ワークショップである”Inspire”が、3/14~15の2日間に渡り『九州大学大橋サテライト ルネット』にて行われるそうです。

Inspireは、それぞれのチームのリサーチからの学びやインサイトを共有し、ビジネスアイデアを生み出す場になります。ご興味のある方は、是非見学に行かれてみてください。

実は今回、フラッグガーランドなどのツール制作を含めたイノベーションスタジオ福岡様のロゴ、Webサイト等のブランディングを弊社ブランコが担当させていただきました。皆が膝を突き合わせ様々なアイディア・イノベーションが生まれる場所である“机”をデフォルメしたロゴ、そしてロゴの中にニョキニョキと福岡の街が生えてくる楽しいアニメーションのWebサイトも制作しています。 是非ご覧ください。