映像と音楽がシンクロする、町工場が主役のレーベル「INDUSTRIAL JP」

宙を舞い、整列し、完成されていく無数のネジ、鉄鋼アームの軋み、精密に的確に動くギア、飛び散る火花…。

日本のモノづくりを支える町工場を主役に、美しく緻密な製造過程から生み出される映像や音を再構築しミュージックビデオとして発信していく、新しいレーベル「INDUSTRIAL JP」が、10月24日(月)に始動しました。

“音”を“音楽”に

きっかけは、ある工場の従業員が展示会用に製造過程を撮りためたひとつの映像でした。

その映像をきっかけに、機械そのものの動きと、そこから紡ぎ出される音とリズムに魅せられた有志のクリエイターにより設立されたのがINDUSTRIAL JPです。

楽曲は気鋭のトラックメーカーがリミックス。無個性で無機質な町工場の“音”が、テクノやエレクトロといったさまざまな“音楽”に昇華されています。

一定のリズムで展開される機械のムダのない動きと、映像とシンクロした音楽が心地よく、ついいつまでも魅入って(聴き入って)しまいそうです。

町工場の技術力と魅力を発信

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INDUSTRIAL JPが目指すのは、工場での音と映像の純粋な美しさ・カッコよさだけでなく、工場の持つ高い技術力を広く発信するということ。

高い技術を持ちながら、グローバル化により縮小を余儀なくされている町工場の現状を少しでも変えたいという思いから、このプロジェクトが始まったそうです。

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公式サイトではミュージックビデオだけでなく、楽曲の元となった各工場がどんなものをどのようにつくっているのか、インタビューも掲載されています。

日本のモノづくりの現場を発信する

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日本の高度経済成長期を支え、いまもなお世界中から高い評価を得ている日本のモノづくりの現場を、映像と音楽で表現したこのプロジェクト。

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ボールペンの中のバネや自動ドアの歯車など、普段は意識することのない、身の回りのものに使用されているパーツひとつひとつがどんな風につくられているのかを知ることができます。

私はINDUSTRIAL JPが発信するミュージックビデオとインタビューを通して、“世の中にあるすべてのモノが誰かの手によってつくられている”という当たり前の事実に、改めて気づかされました。

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現在リリースされている楽曲は6種類。1曲249円で購入することができます。

今後もどんな町工場の“音”が“音楽”に生まれ変わるのか、楽しみですね。