ブランド戦略を立案する上で明らかになった課題に対してブランドブックが解決できそうなもの、ブランドブック制作の必要性を再確認します。また、リニューアルの場合は現状のブランドブックにどのような課題があるのかも整理します。

従業員がいつ、どのような気持ちで、何を求めているのか。それをブランドブックでどのように変化させたいのか。ブランド戦略におけるブランドブックの役割を定義し、制作に関わるメンバー間で共通の目的として共有します。

ブランドブックに含めるべき要素をリストアップし、それぞれのセクションの役割を定めます。そしてどのセクションをどう配置するか、流れを考慮してブランドブック全体の大まかな構成を決定します。従業員にわかりやすく伝わるよう、ストーリー性を持たせることが効果的です。

リストアップした要素を形にしていきます。ブランドの世界観に合わせ、イラストや写真、原稿を準備します。文章も一貫性のある言葉遣いを用いることで、ブランドらしさを表現します。

デザインは、ブランドブック全体の印象を大きく左右します。まず、従業員が直感的に「見やすい」「読みやすい」と感じるレイアウトを心がけることが基本ですが、それ以上に、何度も手に取りたくなるような魅力的で視覚的に引き込まれるデザインを目指すことが重要です。