JR九州の新築分譲マンション「MJR」 JR九州の新築分譲マンション「MJR」
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JR九州の新築分譲マンション「MJR」

公開日:2020/3/19

クライアント:
JR九州エージェンシー株式会社

Summary

プロジェクト概要

概要

概要

九州旅客鉄道株式会社様の分譲マンションブランド「MJR」のリブランディングに伴い、Webサイトのリニューアルを担当させていただきました。

背景

背景

九州旅客鉄道株式会社(JR九州)は2015年に「JRおおいたシティ」2016年に「JRJP博多ビル」など駅エリアの活性化として商業施設をオープンし、2017年9月に自社初の「マチナカ」開発として住居・賑わい・学びの3つの機能を備えた六本松開発を手掛けるなど、事業を拡大。分譲型マンションであるMJRはブランドのラインナップが増え、大阪など九州外のエリアへも展開を広げています。

課題

課題

Webサイトを制作してから、数年経過しており、物件情報や新着情報などこまめに更新をおこなっておりましたが、ブランドの世界観とのギャップが生じていました。

具体的な施策

ブランドコンセプト、ブランドラインナップを紹介するページやお客さまや開発者のインタビューページを新設して物件情報サイトの紹介サイトからMJRブランドの紹介サイトへと役割の再定義を行いました。 また、リブランディングに合わせてトーンを再設計し、更新性にも配慮しました。

お客さまがそのブランドに対する理解や認知を表すブランドイメージ。今回の改修ではこのブランドイメージを確立させることで、お客さまに「MJR」というブランドの理解を深めていただくことを目的としました。具体的には、ブランドコンセプトやお客さまの声、開発者の想いを紹介するコンテンツを作成し、ブランドの魅力を伝えました。

サイトの役割を再定義する

まず、お客さまとディスカッションを重ねながらサイトの役割を再整理し、物件サイトへ誘導するためのポータルサイトから、「マンションの購入に迷うユーザーの後押しをすること」と定義し、ブランドサイトへと変更しました。この役割を果たすために、3つの軸を決め、その印象が伝わるようにデザインやコンテンツを設計していきました。

建物の魅力をコンテンツとデザインで表現

MJR様のマンションが高品質であることをコンテンツや情報で強調し、高級感はビジュアルで表現しました。明度差を付けたデザインや写真の使用、細部にまでこだわったデザインで、高いクオリティであることを伝えています。また、一生に一度の高額な買い物をする顧客が求めるのは、ただ高品質なものだけではありません。ブランドの歴史や伝統など、付加価値の高い要素を提供することも求められます。そのため、ブランドコンセプトをしっかりと伝えるページを用意し、唯一無二のブランドであることを訴求しました。

安全と安心を表す誠実さ

色彩は、控えめで落ち着いたカラーをベースに、ロゴカラーなどキーポイントにアクセントを加えることで、ブランドのイメージも明確にしました。さらに、画像やレイアウトのデザインにも配慮し、スペースに余裕を持たせて視覚的な見やすさを実現することで、さらにブランドの誠実さを印象づけました。

今後の発展性を思わせる先進性

先進的で斬新なデザインや動きを取り入れることで、今後の発展性を思わせる先進的なイメージを構築しました。動きも単調なものではなく、強弱や変化を加えることで、ユーザーにより将来性のある印象を与えています。

リアルな声を伝えるコンテンツ

実際にお住まいのお客さまや開発者さまを取材させていただき、インタビュー形式でご紹介しました。取材を通じてお客さまの実際の生活や、開発者の想いなどを深く理解し、それをサイト内のコンテンツに反映することができました。お客さまの声では、住んでいる方にしかわからない特徴やサービスが伝わるよう、具体的なエピソードや感想を取り上げ、リアルな声を伝えました。開発者の想いでは、こだわりやより高いクオリティの追求の想いなどが伝わるよう、開発の背景や工夫などを詳しく紹介しています。

MJR

JR九州エージェンシー株式会社

「MJR」はJR九州さまの分譲マンションブランドです。事業の拡大成長に合わせて取り組まれていたリブランディングに合わせて、Webサイトのリニューアルを担当させていただきました。当時を振り返ってご担当者さまへお話を伺いました。

JR九州エージェンシーさま会議室にて

ブランドの成長に合わせたリブランディング

─リニューアルのきっかけはリブランディングでしたね。

はい。これまでのMJRシリーズに加えて、MJR THE GARDENシリーズ・MJR TOWERシリーズなどブランドの幅が広がってきたこと、大阪の堺筋本町タワーなど九州以外のエリアへも拡大したこと、30周年を迎えるということもあり、ちょうどよいタイミングだと思い、リブランディングに取り組みました。社内的にも取り組みやすいムードがありましたね。

ブランドのイメージに合わせて、Webサイトも刷新

─このプロジェクトで初めてご一緒させていただきましたが、弊社の印象はいかがでしたか。

ブランドロゴやコピーを再定義し、パンフレットなどの広報物一式も見直しを進めていく中でWebサイトも定期的に物件情報の更新を行っているものの、制作してから時間が経っており、リブランディングのコンセプトに合わせてつくりかえる必要性を感じていました。

ブランディングに向けたWebサイト制作でご一緒できる会社さんを探していたところ、グループで担当していただいているJR九州エージェンシーさんからブランコさんをご紹介いただき、同じJR九州グループであるドラッグイレブンリクルートの実績を拝見してMJRのWebサイトリニューアルをおまかせしてみようと思いました。

ドラッグイレブンの担当者なども存じ上げていますが、既存のイメージをガラッと覆すビジュアルと強いコンセプト、そして採用実績に効果が出ている点も心強かったです。

─実施結果を評価くださり、ありがとうございます。

議論を重ねていくことで自社への理解を再整理

─ポータルサイトをブランドサイトへと役割そのものを再定義することについてはいかがでしたか?

ブランドコンセプトやお客さまの声・開発者の想いといったコンテンツの制作は、これまでのMJRではパンフレットでもWebでも実施したことのない新しい取り組みでしたが、変えることについて不安はありませんでした。

制作進行においてはリブランディングということもあり、ブランドコンセプトやユーザー分析を元に、サイトのページ構成や各ページの構成要素について慎重に議論を重ねました。随時メールで確認や素材のやり取りを行い、必要な際は週次でお打ち合わせをして、しっかりと議論することで、次第に自分の中でも考えが整理されていきました。

日頃からお客さまとの商談や管理会社と連携したアフターフォローを通じてお客さまに我々の姿勢や強みをしっかりとお伝えすることが、MJRというブランドを知っていただく際に重要だと感じておりましたので、今回のWebサイトで実現できてうれしく思います。

お客さまだけでなく、社内や関係者へも

─リニューアルしたWebサイトの反響はいかがですか。

お客さまをはじめとした関係各所への協力をいただき、撮影やインタビューも滞りなく実施することができましたし、関わってくださった方やご覧いただいた方からも非常にご好評いただいております。

営業部門からiPadでお客さまへご説明しやすくなったので良く見るようになったとの報告もあり、社内のWebサイトへの認識も変わってきたように思います。顧客だけでなく関係各所にも効果が期待できることが、リブランディングの成果として目指すところですので、良い傾向だと思います。

想定していた以上の細部までのこだわり

─制作時の印象深いできことがあれば教えてください。

制作と並行して撮影とインタビューで各物件を福岡市内から鹿児島まで一緒に回らせていただきました。事前準備を非常にしっかり行われるなという印象があり、実施計画を作成し、ラフスケッチを元に候補地でロケハンし、撮影カットを検討していきました。

立ち位置や体の向き、表情などを細かく調整しながらの撮影には驚きました。撮影した写真は随時Webサイトへの反映イメージや香盤表と確認しながら進行していくので、撮影終了時には良いページになることを確信できました。

─屋外での撮影も多かったですが、お天気にも恵まれて何よりでしたね。

リブランディングの重要性

─振り返って本プロジェクトはいかがでしたでしょうか。

事業が続いていくうえで、必要なタイミングでリブランディングに取り組んでいくことは非常に重要だと考えます。新たなチャレンジを続ける事業の成長に合わせて最適化していくことで、ブランドの価値をさらに向上させていくことを目指します。非常に細かい部分までこだわって取り組んでいただき、ありがとうございました。

─こちらこそありがとうございました。今後の新しい展開も楽しみにしております。

お客さまの声

手を抜かないクオリティ管理がお客さまの信頼獲得につながります