
EGG 会員制ラウンジ
公開日:2026/6/25
- クライアント:
- 三菱地所株式会社
Summary
概要
海外成長企業や国内先端のスタートアップを対象とした事業成長拠点EGG(エッグ)。 ブランコは、ラウンジの空間撮影、コミュニティの要となるリーフレット制作、そして新タグラインの策定に伴うWebサイトの全面改修を担当しました。 現行サイトのトーン&マナーはしっかり保持しつつ、より具体的で質の高さが伝わるブランド体験を再構築しました。
背景
課題
具体的な施策
施設の上質さと空気感を伝えるラウンジのスチール撮影ディレクション
グローバル基準の英語原稿を核とし、翻訳と編集を交えた日本語コピーの最適化
リーフレットの企画・デザイン・印刷仕様選定
Webサイト内の情報の再整理・改修
Brand Strategy
雰囲気から、意味へ。タグラインを起点に戦略を組み直す
三菱地所様が新たに掲げたタグライン「Space For Grows」に対し、ブランコではそれをどのようにクリエイティブへと具現化し、ユーザーへ届けるべきかを戦略から練り直しました。
ターゲットの中心に据えたのは、組織として自走し始め、さらなる飛躍を期する、急拡大中の海外・国内のスタートアップです。次なるステージへの飛躍を目指す企業にとって、EGGという場所がどのような意味を持つのか。コミュニティという抽象的な価値を、誰もが直感的に理解できる言葉へと再定義することが求められました。
Brand Design
イギリスを纏う上質さを、すべての接点に宿らせる
クリエイティブの核に据えたのは、イギリスが持つ伝統的な品格です。EGGの空間デザインを手掛けたのはイギリスのブランディング会社。その空間に漂うクラシカルな空気感を起点に、Webサイト・撮影・リーフレットと、すべての接点で一貫したブランド体験を設計しました。
Webサイトのメインビジュアルには、「関係を綴る」というコンセプトを掲げています。知性と感性が響き合い、豊かな物語が紡がれる場所。イギリスの格式ある書斎で一冊の本が編まれていくように、ここでの出会いが新たな成長の章を開いていく、そんな情景を表現しました。
セカンドビューでは、映画のワンシーンのような構図を採用し、居心地の良さや新しい絆の予感を視覚的に伝達。余白を活かした余裕を感じさせるレイアウトで、情報整理のしやすさと品格のあるたたずまいを両立させています。

映画のワンシーンとして、空間を切り取る
ダイナミックな空間と上質さを直感的に伝えるため、今回はラウンジのスチール撮影にも力を入れました。空間と夜景の両方が美しく映えるカットや、「最後の晩餐」をオマージュした象徴的な構図など、物理的な空間としての魅力にとどまらないEGGの空気感を切り取り、Webサイトのトップページ等で最大限に活用しています。

手触りから伝わる、ブランドへの信頼
リーフレットは招待状に見立てて、手に取る体験そのものをデザインしました。手渡しの多いタッチポイントを考慮しスマートなサイズ感に仕上げながら、短い案内時間でも空間への期待感が伝わるよう、情報量と雰囲気のバランスを丁寧に調整しています。よくあるご質問も整理して盛り込み、初めて手にする方でも自然に興味が深まる情報設計としました。
表紙はラウンジ名のみのシンプルな佇まい。ページを開くとサービスの概要が現れ、さらに広げると一面にラウンジの空気感が広がる三段階の展開です。「知る人ぞ知る、開かれたコミュニケーションの場」というEGGの価値を、ページを捲る体験そのものと重ね合わせました。

ビジュアルはイギリスらしさを体現するカラーパレットを基軸に設計。ロンドンの街並みから着想を得た深緑を基調に、クラシカルでありながら洗練された配色に仕上げました。実際の空間の中で、印象的に映ったピンクの差し色をグラフィックにも取り入れ、ラウンジ名や見出しには洗練された筆記体を採用することで、遊び心と上質さの共存を表現しています。

Brand Management
手に取るたびに、ブランドが語りかける
改修後のWebサイトでは、ABOUTページのエンゲージメント率が1.54%増加、平均セッション継続時間が49.4秒増加。ユーザーがコンテンツを深く読み込む傾向が顕著に現れました。またWebサイトへのダイレクト流入が大幅に増加しており、ブランド認知と指名検索の強まりが伺えます。
ブランコは今後も、三菱地所様が目指す、努力する企業の美しさを肯定する場を、デザインと戦略の両面から支え続けます。


