ペルソナ、カスタマージャーニーマップをたてて、届ける層を明確化
構成やデザインなど、具体的な進行を進めていく前にペルソナやカスタマージャーニーマップを設計し、クライアントと一緒にメッセージ等を届けるべき人や届けるための手段や工程を明確にします。明確にすることで、客観的な視点で情報の構成やデザインの組み立てを判断することができます。
具体的な情報からイメージへの変換
ロゴを作成するにあたり、書体が持つイメージを具体化したマトリクスを作成します。
書体の印象とペルソナのイメージが一致する場所へと的を定めることで、好みでの判断ではなく、しっかりとユーザーに届くような形でディスカッションとアウトプットを進行できます。
アイデアの拡散
的を明確にした後は、アイデアの拡散に移ります。この段階ではなるだけ多くのアイデアを出し、デザインの形を幅広い角度から検討します。出てきたアイデアを否定することなくとにかく鉛筆でイメージを書き起こしていきます。拡散させることによって、様々な視点やアイデアからより豊かなデザインへと発展していきます。
色で具体的なイメージへと展開
ロゴマークのデザインがかたまってくると、次は色の展開です。色の検討も個人の好みにならないように、それぞれの色相が持つ色のイメージを記したマトリクスを作成し、その中から適切な色の組み合わせを検討していきます。
目指すべき場所をクライアントと一緒に明確化していく
ティザーサイトの改修時とその前とでは、コミュニティとしてどうなっていきたいという部分が明確になってきたのが大きな変化でした。ディスカッションを重ねることでだんだんとイメージも具体化されていきました。
最初のティザー公開時では、東京医科歯科大学さまの持つ知的なイメージを保持した、高さを想起させるようなデザインでした。
しかし、ディスカッションを重ねるごとにコミュニティとしてどうあるべきかが明確化していき、未来のコミュニティの活性化のためにもっとオープンで入りやすいイメージが必要であることが明確になりました。その結果、柔らかいエレメントや色の構成へと調節し、オープンで明るいイメージへとより近づけたデザインへ再構成しました。