プロジェクト参加者全員でブランド理解を深める
今回はワークショップを三回に分けて実施いたしました。まず、一回目のワークショップではブランドビンゴを実施しました。現状とありたい未来を整理するために様々なサービスや製品のブランドビンゴを用いて、理解を深めていきました。
二回目のワークショップでは、セグメント分析とポジショニング戦略を実施しました。競合他社を洗い出し、市場をセグメント分けします。その中で共栄ビル・パートナーズ様がどのポジションにいるのか、そして今後どこを狙っていくべきなのかを検討していきました。
そして最後は今回のリブランディングを届けるべきペルソナを取引先、リクルーターどちらも策定していきました。
深堀りしていく中で明らかになった課題と解決策
ワークショップや打ち合わせを進める中で、”ビジネス領域が「ビル管理」だけでなく資産管理を含めた長期的な顧客とのリレーションシップにシフトされているという実態が伝わっていない”という課題が明らかになりました。そこで今回は、そのイメージを払拭すべく、社名変更から取り組ませていただくこととなりました。
KYOEIの「O」を、和・輪・縁など多くの意味を内包するモチーフとしてシンボリックに扱い、地域や企業など様々なお客様の縁や和を大切に育てていく精神をロゴマークで表現しました。右上に飛び出した羽は、飛躍やKYOEIの持つパワーや勢いを表しています。Webサイトやツール類でも使用している赤色は、熱い思いから燃え上がる炎をイメージしています。
ブランドの一貫性を保持するためのツール開発
今回は、社名変更からの取り組みとなったため、ツールのリニューアルも一式担当させていただきました。備品に貼るステッカーやバインダーなど、共栄ビル・パートナーズというブランドを浸透させるために、全面リニューアルいたしました。
また、リクルーターの方や入社してすぐの方に会社のイメージを伝えるための動画も制作いたしました。会社説明会や研修での待ち時間に流すスクリーンセーバーとしての役割も果たすようなものにしたいというご要望から、各シーンの時間を調整してユーザーが何度見ても飽きないようにしました。共栄ビル・パートナーズ様が行っているSDGsの取り組みと紐づくような、森や木のイメージも取り入れたものにしています。
リブランディングが生む価値
共栄ビル・パートナーズ様とは、このプロジェクトを立ち上げた初動の段階から数年にわたって取り組む計画を共有しており、現在もその実現に向けて継続的に支援させていただいています。その結果、ブランドが徐々に浸透し、応募者の質の変化や業績向上を実感していただけているとのことです。