プロジェクトの企画から伴走
Fukuoka Growth Nextのプロジェクトは、今回のリニューアル以前の設立から携わらせていただいていました。弊社は福岡の活性化のために、スタートアップ施設の設立と事業振興が必要であると考え、長期間にわたり自治体様への声かけと提案を続けてまいりました。その中で、廃校となった小学校の利活用に着目し、その場所をスタートアップ施設として活用するアイデアを採用していただいたところからこのプロジェクトがはじまりました。
ブランドの理想の姿を明確に
まずは現状と理想を整理していきました。具体的なペルソナを立てて理想のイメージを洗い出していくと、リニューアルにおいて必要なことが明確になってきます。今回はスタートアップを盛り上げるためのワクワクや明るさなどの、エネルギーを感じる印象を与える一方で、流行に敏感なペルソナに魅力的に感じてもらうための洗練されたイメージも必要であることがわかりました。
ロゴマークに込めた想い
クールでスタイリッシュで誰もが憧れた街大名から、世界に新たなクールと未来のスタンダードを発進していくため、物事を違う角度から見る柔軟さと多種多様なアイデアと技術を持ち合わせたスタートアップ企業が集い、成長し、攻めて前に進めていくという熱い想いをロゴマークに込めています。
fgnとはFukuoka Growth Nextの頭文字を使用した略語のため、最後にピリオドを打っています。四角のピリオドにすることで、型破りな事に挑戦し続ける姿勢を表した言葉「四角い穴に丸い杭を打つ」を表し、今ある常識にとらわれずに果敢に進んで行くFukuoka Growth Nextの姿勢を表現しました。
書体はこれからの福岡の発展を指し示すような未来感を伝えるために幅が狭めのDIN NEXTというフォントを斜体で使用しました。しっかりとした骨組みを持ちながらも若干の丸みを持ち合わせているその姿を、多様性を受け入れながら発展して来た大名という土地に重ね合わせています。
ユーザー目線のご提案
運用後のイメージとして、会議室の予約やカンファレンスの開催が多くなるとお聞きしていました。そこで、入居企業様がスムーズに会議室を予約したり、カンファレンスの開催に関して事務局との連絡を円滑におこなえるよう、アプリケーションの導入を提案し、企画・開発まで携わらせていただきました。
ブランド力を高める細かな仕掛け
ブランド力を一層高めるため、さまざまなノベルティアイテムの制作にも取り組ませていただきました。付箋や駐輪用のステッカーなど、細かいツールまで制作することで、入居者や来館者がブランドに接する機会を増やし、ブランドイメージを深く印象づけます。
また、ノベルティアイテムは配布するだけでなく、イベントやプレゼンテーションなどの場で使用することで、プロモーションツールとしてだけでなく、ブランドのアイデンティティを象徴する存在にもなっています。
外装と内装のデザインでは、ブランドイメージを守りながらも大名小学校の歴史を感じる魅力も残すようにしました。
福岡を日本一のスタートアップ都市に
Fukuoka Growth Nextの「将来のユニコーン企業を生み出す」という目標のもと、その後のイベントなど長期的に運用に携わらせていただきました。現在、起業準備中の個人事業主や創業初期の入居者が増加し、コワーキングスペースの利用者も増えているとのことです。弊社も福岡を拠点にする企業として、福岡の更なる発展に貢献してまいります。