太陽の光とコミュニケーションする日時計「undial」

自然と向き合う時間を

照明器具などの生活家電とガラス製の食器や文房具などの日用品の企画・製造・販売と輸出入を手掛けている株式会社100percentのプロダクトブランド「Perrocaliente(ペロカリエンテ)」。2018年3月に、太陽の光によって時刻を映し出す「undial(アンダイアル)」を発売しました。

undialは窓辺に置いて太陽とコミュニケーションをするためのツールです。日光が円柱のアクリルを通り移り変わる時刻をテーブルに映し出すことによって、刻々と移り変わる時刻を教えてくれます。日時計なので夜間や雨、曇りの日は機能しません。また、設置する窓辺の方角によっては、日が差して時刻を表示する時間が限定されるかもしれません。しかし、1日のうちわずかな時間だけでも時刻が映し出されることで、いつもとは違う豊かな時間の流れを感じることができる、文字盤(dial) の無い(un) 日時計(sundial)です。

オブジェとしても日常を豊かに

素材が持つ洗練された印象とオブジェとしても無駄のない美しさを兼ね備えた、円柱の透明アクリルと真鍮でつくられたシンプルな構造。アクリルの裏部分にはメモリが刻まれており、太陽の光や角度などの条件がそろえば、テーブルに時刻が映し出されます。

デザインは大阪を拠点に活動するプロダクトデザイナーの林 篤弘さんが担当。金属部分は真鍮とステンレスの2種、それぞれ光沢ありとマット仕上げの2タイプがあります。「1日のうちのほんのひとときでも、太陽が映し出す時刻を読み取る事で太陽の存在や天体の動きを実感し自然の営みを感じとっていただければ」という思いで製作されたのだそう。

移りゆく時間をデジタルではなく自然の中から感じることができる「undial」。日時計としてだけではなく、オブジェとしても活躍してくれること間違いなしです。

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