「Short Shorts Film Festival & Asia 2017 in FUKUOKA」名作短編映画が福岡に集まる9日間
世界中から短編映画(ショートフィルム)が集まり、福岡の各所で鑑賞し楽しめるイベント「Short Shorts Film Festival & Asia 2017 in FUKUOKA」が、9月15日(金)~23日(土)の期間開催されています。
芸術の秋にぴったりなこのイベント、一体どういったものなのでしょうか。
ショートフィルムから始まった映画の歴史
ショートフィルムとは、その名の通り時間の短い映画作品のこと。30分前後のものから数分という短いものまで、さまざまな作品が存在しています。1896年、世界で初めて有料公開された映画もショートフィルム。上映時間わずか1分の作品だったそうです。
その短さゆえにできる映像表現が特徴で、実験的な作品も多く見られます。世界的な巨匠、「スター・ウォーズ」シリーズのジョージ・ルーカス監督や「E.T.」「ジュラシック・パーク」などで知られるスティーブン・スピルバーグ監督も、はじめはショートフィルムからスタートしていたんだとか。
どんな場所でどう観るか
「Short Shorts Film Festival & Asia 2017 in FUKUOKA」は、140もの国・地域から9000本以上集まった中から選りすぐりのショートフィルムが楽しめるイベント。糸島市、大川市、宗像市、久山町、福岡市という県内の5つの地域で同時に開催されます。
アカデミー賞プログラム、カンヌプログラム、キッズプログラム、ラブロマンスプログラム…と、大人から子どもまで幅広い方が楽しめる作品が用意されています。
自然の中で、歴史的な施設の中で、商店街のど真ん中でなど、いつもと違う空間で映画を楽しめるほか、会場によりマルシェやワークショップなどのさまざまなイベントも開催。
単純に行ける日時で作品を選んでもいいですが、どんな場所でどんなシチュエーションで観たいかという視点で選べるのも大きな魅力。空間やその場所の空気感が加わることで、より映画を深く味わうことができそうです。
新しい映画体験を
新しい映像のジャンルとしてのショートフィルムを日本に紹介するため、俳優の別所 哲也さんが発起人となり、1999年にはじまったこの取り組み。アジア発の新しい映像文化の発信と、若手映像作家育成という点でも大きな役割を果たしています。
今回は初めての福岡開催。長編映画とはひと味違う物語展開や映像手法がぎゅっと詰まったショートフィルムで、この秋、新しい映画体験をされてみてはいかがでしょうか。
Short Shorts Film Festival & Asia 2017 in FUKUOKA
福岡県内の5会場(宗像市、久山町、福岡市、糸島市、大川市)
2017.9.15(金)-23(土) ※上映時間は開催場所により異なる
無料上映(※会場により一部有料)