「紙コミュニケーション」の大切さを伝えるメモブランドpaperable

大正7年に創業した老舗印刷会社山越と、アートコミュニュティKapo(金沢アートポート)による共同開発プロジェクト「YKP」から誕生した、メモブランド「paperable」。

新たなる挑戦

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大正7年に創業した印刷会社「株式会社山越」と、アートコミュニュティ「Kapo」はどちらも伝統の息づく街・金沢に拠点が構えられています。2008 年に開催された金沢21 世紀美術館主催の企画展「金沢アートプラットフォーム2008」が、山越とKapoの関係の始まりだったのだといいます。「現在は印刷会社ですが、もともと、紙の卸業や学校用品・文具事務用品の販売店だった「山越徳次商店」が弊社の原点です。アートという異文化交流との接点によって何かワクワクするような新しい取り組みを「Kapo」とならできるという予感がし、共同開発プロジェクト「YKP」に着手しました」と、株式会社山越の代表取締役社長 山越 敏雄さんはいいます。

paperableにこめられた思い

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そして、紙製品を通じて交わされる「紙コミュニケーション」を通して得られる、豊かな時間を分かち合いたいと生まれたのがメモブランド「paperable」です。「おめでとう」「おつかれさま」「いつも、ありがとう」など、相手のことを思ってメモを書き残す時間、そして、メモを受け取った時のうれしい時間。そんな、豊かな時間を分かち合いたいという思いから考えられたのだといいます。

熟練された目利きや技術

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paperableの製品づくりにおいて欠かせないのが職人さんの“目”や“手”です。長年の経験で培われて来た技術と感覚で、型抜きや製本まで手作業で行われています。そのことにより、機械では切り離すことや製本が難しい、なめらかな曲線のメモ帳をつくることができるのだといいます。

ユニークなアイデアがつまった商品

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2014年4月に発売された「ペパラブル・プランツ」は、産学連携プロジェクトから生まれたシリーズです。PLANTS(植物・草木・植える)という言葉には、学生のフレッシュなアイデアを若葉にたとえ、それらを地上に根付かせる、という意味が込められています。

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「ペパラブル・プランツ」シリーズより2017年6月に発売された新作「こぼれメモ」は、その名の通り飲み物がこぼれた部分がメモになっています。一瞬ハッとしてしまう、ユニークなデザインで楽しませてくれます。

ウェブサイトのちょっとした仕掛け

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またpaperableのウェブサイトにもさまざまな工夫が。「使い方から探す」といった他にはない検索機能や、実際に購入した方たちがどのように使っているのかを紹介した「ユーザーボイス」のページなど、「こんなの知りたかった!」「ほしかった!」という欲求を満たしてくれる仕掛けが満載です。

忙しい毎日に少しの「ホッ」「ふふっ」「にやり」の時間を与えてくれるpaperableのメモ帳。暮らしに取り入れることで、いつもの日常がまた違って見えるかもしれません。

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