音楽シーンに革命をもたらす電子楽譜専用端末「GVIDO」

すべての音楽家から「こんなの待ってた!」という声が聞こえてきそうな、最先端の技術を取り入れた楽譜が登場しました。その名も電子楽譜専用端末「GVIDO(グイド)」です。

GVIDOとは、PDF化された楽譜を一般的な楽譜と同じように見開きで表示することができる電子端末です。

紙の質感に近いディスプレイ

その他のタブレット端末との違いは、楽譜と同じ大きさのディスプレイを2つ組み合わせて、見開きにデザインされていること。そしてディスプレイには、反射を抑えた紙のような質感の「電子ペーパー」を採用していることです。

パソコンを外で開くと、画面に光が反射して見えづらいという経験はありませんか?そのような事態を防ぐために、光の反射を抑え、長時間見ていても疲れることがないよう配慮されています。GVIDOの場合は、舞台上の強い照明や日差しも怖くありません。

付属のスタイラスペンを使うと、ノートのように書き込むことができます。折りたたみ式の譜面台など、不安定な場所に置いた状態でも書き込めるようにソフトなタッチで反応するようになっています。

書き込んだ内容は、100パターンまで保存することが可能。さらに、ペンを逆さに持つと消しゴムとして機能するので、間違えても安心。なんだか、懐かしの“消しゴム付き鉛筆”のようですね。

また、演奏中の悩みの種のひとつが譜めくりです。ピアニストは演奏中に譜面をめくる人物を隣に配置することが多くあります。GVIDOなら、端末の右端をタッチするだけで簡単に次のページへとジャンプすることができます。瞬時にめくることができるだけではなく、紙のように折れ曲がったり音が出る心配がないので、演奏の邪魔をしません。譜めくりは、別売りのフットスイッチでも操作することが可能です。

そして何といっても、このスタイリッシュな見た目。まるでノートを持ち歩いているかのようにスリムで無駄のないデザインが魅力です。この中に、約4,000曲もの楽譜を収容することができるというから驚きです。

さらに、ウェブ上で楽譜を管理するMY LIBRARYには、実質要領無制限で楽譜を保存でき、GVIDOと同期すればいつでも楽譜を端末上で閲覧することができます。GVIDO専用楽譜のストアもあるので、これまでは難しかった1曲単位での楽譜の購入ができるのもうれしいポイントです。これなら、ちょっとした空き時間や、飛行機などでの移動時間にも楽譜を開いて予習することができますよね。

まさに“未来”が“現実”のものとなった「GVIDO」。演奏家の中での定番アイテムとなる日もそう遠くはなさそうです。

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