groovisionsが手掛ける京都を凝縮したショップ「三三屋」

2016年7月、京都の長屋の一角にオープンした「三三屋(ミミヤ)」は、groovisionsが手掛けるお店です。

groovisionsとは

groovisionsとは、東京を中心に活躍するデザインスタジオ。1993年に京都を拠点にスタートしました。

引用元:groovisions 公式サイト

引用元:groovisions 公式サイト

Adobe Illustratorを用いて描いたようなイラストや、奥行きのある平面のグラフィックを得意とし、グラフィックだけでなく、音楽、出版、プロダクトなど幅広い分野で活躍されています。

引用元:groovisions 公式サイト

引用元:groovisions 公式サイト

なかでも代表作は「chappie(チャッピー)」。顔のパーツや輪郭は共通していながらも、目の色、髪型、メガネ、帽子、服装といった種類豊富なパーツを組み合わせることにより、国籍や性別を問わずさまざまな人の顔をつくることができます。“人の形をしたグラフィックデザイン”とも言えるかもしれませんね。



引用元:groovisions 公式サイト


引用元:groovisions 公式サイト


福岡の人にとってはとても身近な、西日本シティ銀行のイメージキャラクター「ワンク」も、彼らの手がけた仕事のひとつです。

“いま”と“むかし”

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そんなgroovisionsが手がける三三屋には、オリジナルアイテムだけでなく、独自の視点で選ばれた京都にまつわるものや、さまざまなアーティストとのコラボレーショングッズが並びます。

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例えば、京都にあるギャラリー兼ショップ「VOU」、京都在住の陶磁器作家 芦田さんの手掛ける「AMETSUCHI」、京都を拠点とするシャツメーカー「モリカゲシャツ」、京都の家具屋「木印」といった、京都の“いま”を感じられるアイテムが。

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舞妓さんや浴衣を来たキャラクター、京都の通り名をグラフィティワークで描かれた三三屋オリジナルのプレートでは、イラストレーターの白根 ゆたんぽさんや、Noritakeさん、「MOGNO.6」名義で福岡を拠点に活躍されている内田 洋一郎さんといった、さまざまなアーティストとコラボレーションしています。

それだけでなく、扇子専門店「白竹堂」、「うね乃」のおだし、手づくり金網細工の辻和金網など、京都という地で何十年も昔ながらの商品をつくり続けている老舗の日用道具も揃う、独自のセレクトが魅力です。

さまざまな視点からの京都

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昔ながらのもの、現代のもの、そのどちらかに偏るのではなく、そのどちらもがバランスよくセレクトされた三三屋は、京都が凝縮されたお店と言えるかもしれません。



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お店の軒先にかけられた暖簾が、建築資材や防護服にも使用されているタイベックという素材でできていたり、2階に上がる階段が1段ずつ右足用・左足用になっていたりと、さりげないながら強いこだわりを感じるお店なので、行くたびに何か発見があるかも。

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土日祝のみ営業という点だけ要注意ですが、京都にお立ち寄りの際は是非のぞいてみてくださいね。

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