D-BROSが手がけた伝統工芸の新プロジェクト「D-BROS at GINZA SIX」

企業ブランディング、広告制作を主とするデザイン会社、株式会社ドラフトが展開するプロダクトブランドD-BROSは、2017年4月に東京・銀座に新しく開業した『GINZA SIX』4Fに「D-BROS銀座店」をオープン。

伝統的な建築様式を用いた店舗デザイン

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グラフィックデザイナーならではのアイデアで、インテリアツールやテーブルウエアなど、ユニークなデザインプロダクトを展開するブランド「D-BROS」。今回オープンした銀座店では、「日本の伝統文化」をテーマとした新作コレクションを発表。日本の伝統技術の素晴らしさをデザインを通して再構築し、世界に提案していく新しいD-BROSの発信拠点として目が離せないスポットです。

また、店舗デザインは日本の伝統的な建築様式である木組みや継手を取り入れ、商品ラインナップ同様、日本の伝統技術を伝える空間に仕上げられています。

グラフィックデザインの視点から
作られた伝統工芸

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ファーストコレクションとして、日本のグラフィックデザインの原点ともいえる“家紋”に着目し、そのミニマルで象徴的な形を現代のグラフィックデザインの視点から捉えたシリーズ「KAMON」と、日本人の食文化と美意識がつまった“お弁当”に新たなアイデアを加えて提案するシリーズ「BENTO」など、9シリーズ、55アイテムを発表。

家紋を日常的なアイテムに落とし込む

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シンプルで美しい家紋をモチーフにした風呂敷や扇子、ハンカチなど、日々の暮らしに寄り添うアイテムを提案する「KAMON」シリーズ。家紋のユニークで美しいデザインはそのままに、配色や細部の仕上げにこだわり、凛とした佇まいに仕上げられています。

茶筒をヒントに生まれた銅製のお弁当箱

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海外では「BENTO」と呼ばれ、日本食と並んで注目されている日本のお弁当。いろいろな食材をバランスよく楽しむ日本の食文化と、食事にも季節や彩りを取り入れる日本文化の心を届けることができるのが「お弁当箱」なのです。茶筒の精密な構造からアイデアを得て生まれたお弁当箱は、今まで誰もが挑戦し得なかったへら絞りの精度の高い技術を駆使し、高い気密性を実現したのだそう。

「D-BROS at GINZA SIX」がADC会員賞を受賞

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そして今回「D-BROS at GINZA SIX」が、日本の広告・デザインの最高峰ともいえる「2017年度ADC賞」にてADC会員賞を受賞。「ADC賞」は、毎年5月に行われる東京アートディレクターズクラブが主催する賞で、ポスター、新聞、雑誌、テレビコマーシャルなど多様なジャンルの作品の中から、優れた作品が顕彰されます。今回選考の対象となったのは、2016年5月から2017年4月までに日本国内で発表された作品で、約8,000点の応募作品の中からADCグランプリ1作品、ADC賞9作品、ADC会員賞2作品、ADC制作者賞3名、原弘賞1作品が選出されました。

D-BROSのクリエイティブディレクター宮田 識さん(株式会社ドラフト代表)は、今回の受賞に際し、「グラフィックデザイナーとして、伝統工芸の継承をどうしたらできるのか、D-BROSがGINZA SIXで挑戦した仕事です。伝統工芸で商品化できないかと、まず考えたのが『家紋』をきちんと整理することでした。この賞は活動に対して頂いたものだと思っています」と話します。

日本の伝統文化、日本の素晴らしさを改めて実感し、そして新たな可能性を感じずにはいれないD-BROSの新たな取り組み。今後のD-BROSの活動からますます目が離せません。

「2017ADC展」にてトークイベントを開催

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受賞作品は、東京・中央区のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催される「2017ADC展」にて展示されます。また受賞を記念して、宮田 識さんとD-BROSのアートディレクターを務めるKIGI(植原 亮輔さん・渡邉 良重さん)によるトークイベント「2017ADC展ギャラリートーク」の開催が決定。