名作文学を“飲んで”味わう。AIとコーヒーがコラボした「飲める文庫」

“読書の日”とされている10月27日(金)より期間限定販売がスタートしたのは、名作文学の読後感を表現したブレンドコーヒー「飲める文庫」。

NECによる最先端AI技術群「NEC the WISE」と、煎りたてコーヒーの美味しさにこだわったコーヒー豆販売専門店「やなか珈琲店」による、異色のコラボレーションで誕生したサービスです。

名作はどんな味?

今回対象に選ばれた名作文学は全部で6種類。

引用元:NEC公式YouTube

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例えば、人を理解することができず自らに「人間失格」の烙印を押してしまう主人公の物語、太宰 治 著「人間失格」は、高地産アラビカ種をベースに、ペルーのなめらかな口当たりと、ブラジルの質の高い豊かな苦味で、淡々と語られる人間の弱さを表現しています。

引用元:NEC公式YouTube

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夏目 漱石の代表作、主人とその書斎に集まる個性的な人々の人間模様を猫の視点で描いた「吾輩は猫である」はクリア感が特徴。軽快ながら時に鋭いウィットに富んだ物語を、ほろ苦さと甘味、香ばしくキレのある後味で再現。

そのほかにも、夏目 漱石の「こころ」、森 鴎外の「舞姫」など誰もが認める名作文学がラインナップしています。一体どんな味わいなのか、想像が膨らんでしまいますね。

「飲める文庫」のつくり方

NECのAI技術力や、人とAIの協調を身近に感じてもらうため誕生した「飲める文庫」ですが、を気になるのはそのつくり方。

引用元:NEC公式YouTube

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例えば、「悲しい結末だった。切なさが湧きあがってきた。」というレビューは“苦味”、「青春時代の懐かしさを感じた。」は“甘味”など、NECが世界に誇るAI技術群「NEC the WISE」に日本の名作小説の読後感を学習させ、「苦味、甘味、余韻、クリア感、飲みごたえ」というコーヒーの味覚指標のレーダーチャートを作成。

引用元:NEC公式YouTube

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そのレーダーチャートをレシピとして、やなか珈琲店のカップテスター(コーヒーの品質を見極め、豆の持つ風味や味わいを検査する専門職)が、ブレンドコーヒーを考案・開発。約30種類の国と地域、スペックの違うコーヒーの中から、それぞれのブレンドの違いを明確にするため、ロースト具合を変えたり産地の配合を変えたりと試行錯誤を重ねつくられています。

これまでにない読書体験を

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文字という情報を通して頭の中に広がる物語の世界を、コーヒーを通して実感として“味わう”、これまでにない読書体験が可能な「飲める文庫」。

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「ビーンパッケージ」という6種類それぞれの豆の販売のほか、文庫本を模した形状の「6作品飲み比べ ドリップバックセット」が選べます。(ドリップパックセットは11月8日(水)より販売)

どちらも11月30日(木)までの期間限定発売とされていますが、期間中でも商品がなくなり次第販売終了とのこと。気になる方は、お近くのやなか珈琲店の店舗か通販サイトにて、お早めの購入をおススメします。

この秋、名作を存分に“味わって”みてはいかがでしょうか。

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