建築家・堀部安嗣氏設計の“体験”できる家「fca」

福岡で住宅の施工・販売を手がける株式会社斉藤工務店が、建築家 堀部 安嗣さんの設計による一般向けの作品住宅「fca」を、2017年9月23日より福岡・佐賀エリアを中心に販売を開始しました。

時代にフィットする、暮らしやすい最適なサイズ感

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日本の空き家問題には様々な要因がありますが、その1つに、家が大きすぎて誰も管理しきれなくなってしまったことが挙げられます。日本の郊外の住宅地は、80坪余りの土地に、建坪60~70坪の大きな家が建ち並び、次世代に継がれずにそのまま残ってしまっている現状にあります。これまで様々な建築のデザインや施工を手がけてきた斉藤工務店と建築家の堀部さんは、このような問題を目の当たりにして来た中で「もっとシンプルでいいんじゃないだろうか?」という考えが一致し、時代を超えて長く引き継がれていく住宅をつくろうと、小さいけれど大きな32坪の住宅「fca」が誕生しました。

「fca」という名前の由来

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「fca」という名前は、F:function、C:comfort、A:ambienceの頭文字をとって名づけられました。目には見えにくいけれども、暮らしを豊かにする上で大切な3つの要素「機能・快適・雰囲気」がバランスよく備わっている住宅ということを意味します。また、自由設計を謳う注文住宅では、間取りや設備・仕様を自由にオーダーできますが、「fca」は規格のベースが一切変えられません。建築家の堀部さんは「ぼくがイメージする“いい家”をわかりやすく多くの方に伝えるにはこの3つ単語を使って説明することにしました。3つの要素がバランスよくそろった時に、魅力的な住宅が完成するんです。そして、その条件を満たすのに最適なサイズ感が32坪だったわけです」と話すように、「f」機能「c」快適「a」雰囲気が絶妙なバランスで施されており、規格を変えないことで、その魅力をそのまま手に入れることが出来るのです。

「体験」という名の内覧会

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福岡市西区愛宕のhitマリナ通り住宅展示場にて、「fca」のモデルハウスが展示されています。斉藤工務店 キュレーターの佐藤さんは「この建築を1番丁寧に感じてもらう為には、1組ずつ“体験”していただくのがいいのではないか、と、当社にとってもチャレンジとなる内覧会を思いついたんです。ご予約日時にお越しいただき、担当者からの簡単な説明の後、1時間ほどご家族様だけで「fca」を自由に体験していただきます。その際には、本を読んだりご飯を食べたり、お庭に出たり、お子さまは子供部屋で遊んでいただいたり…暮らすように過ごしていただきます。先日、体験にお越しいただいたご家族の娘さんが、そっとお礼の手紙を置いていってくれていたのには感動しました」と話してくれました。
大人はもちろん、小さなお子さままで楽しむことが出来る“体験”という新しい形。“営業をしない”というスタイルも消費者にとってはじっくりと考える時間を持つことが出来るので、うれしいことづくし。これから住宅購入を考えているみなさん、一見の価値ならぬ、“一験の価値アリ”です。

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