Brand Strategy
未来を見据えたアイデンティティの再定義
ジールアソシエイツ様の社名にあるジール(ZEAL)という言葉には熱意、熱中など、特定のことに対する献身さという意味があり、もともと「情熱をもって創る」という理念を掲げていらっしゃいました。そのしっかりとしたアイデンティティがあるなかで、今後事業拡大されていく際にどのような新たな方向性を模索し進化させていくのかが、今回のプロジェクトの一番の課題でした。
インタビューが映し出す現状と成長の方向性
まずは会社の核となる部分を明確にするために、ブランドオーナーである代表取締役の永門様や社員の方々、お取引様にインタビューを行いました。インタビューを実施してわかったのは、ブランドオーナーと従業員、そして取引先がもつブランドに対するイメージにほとんど差がないということでした。 それぞれのインタビューから浮かび上がった共通のキーワードを基に深堀りを進めることで、ジールアソシエイツ様の現在の特性を最大限に活かしながら、さらにブランド価値を向上させるための施策の方向性が明らかになりました。
対話から生まれたキーワードを深堀りしていく
インタビューの情報を整理しながらディスカッションを重ねていくなかででてきたのが、「“楽しい”を創る会社」というキーワードでした。この概念をさらに具体化し、バリューを策定するために、ワークショップを実施しました。
ワークショップでは、ミッションにもある「創る人、観る人、世の中」という3つの視点で「楽しい」とはなにかについて議論を深めていきました。そこで上がったキーワードと、自社の強みや弱み、今後目指したいビジョンなどのインタビューで得た情報も合わせて検討していきました。
Brand Design
思いが反映されたパーパス・ミッション・バリュー
ワークショップで浮かび上がったキーワードと、インタビューを通じて明らかになったジールアソシエイツ様の強み、弱み、将来のビジョンを統合することで、パーパス・ミッション・バリューが形になりました。多角的な視点をもって議論していただき、それぞれブラッシュアップを行っていきました。
クライアント、リクルーターから信頼を得るWebサイトにするために
今回Webサイトをリニューアルする目的として、「会社の思想を明確化し、内部への浸透を図る」「クライアント、リクルーターそれぞれの導線を整理」「Webサイト経由での受注率を高める」の3つがありました。また、ビジネスモデルの変更へ取り組まれていたため、コーポレートサイトで新たな強みを明確に打ち出していく必要がありました。
そこで「即断、即決できる。企業の情熱と組織力が伝わり、企画者がプロジェクトをすぐに始動したくなるWebサイト」を目指し、進行を開始しました。ジールアソシエイツ様のクリエイティブへのアプローチの特徴を上記の3つと整理し、その強みをWebサイトに落とし込んでいきました。 また、海外のお取引先様や外国籍のリクルーターの方とのコミュニケーションがスムーズに取れるよう、英語表記のページもご用意させていただきました。今からさらにグローバル化していく企業姿勢も示しています。