町と人を巡る古本市「MINOU PEOPLES & BOOKS」
自然豊かで緑が豊富な福岡県うきは市で、10月1日(土)〜10月2日(日)に古本市「MINOU PEOPLES & BOOKS」が開催されます。
うきは市らしさ
「MINOU PEOPLES & BOOKS」は、うきは市内にある10もの会場で2日間に渡り開催される古本市です。
「町と人を巡る古本市」のコンセプトには、「小さな町の中で、楽しく本の循環ができたらいいな」という想いが込められています。
会場には、以前こちらでご紹介した「MINOU BOOKS & CAFE」をはじめ、うきはならではの野菜を使ったお店や、そこにしかないオリジナルの雑貨屋、古い公民館をリノベーションしたカフェなど、うきは市らしさが溢れた10の会場が集まります。
会場の案内はこちらをご確認ください。
参加会場の1つ、「ポタジェMINO」は、普段は営業をしておらず、彩り野菜やハーブを作っています。今回のイベントでは期間限定で野菜の直売をするそうです。
普段足を運ぶことがないような会場へも行くきっかけを与えてくれることで、とても親近感がわきますね。
家具の製造、自社製品やセレクトものの販売を行う工場「杉工場」では、「木工藝 佃眞吾展」が9月18日(日)〜10月2日(日)で同時開催されます。
杉工場では普段から定期的に、お茶会や子ども向けのワークショップなどのイベントを行っているそうでとても興味がそそられますね。
古本市という目的に加え、同時に展示会を楽しむのもいいかもしれません。
巡り会う“偶然の出会い”
町に眠っている本が、それを必要とする人の所に渡っていくことの喜びを生み出す“MINOU PEOPLES & BOOKS”。
会場それぞれに置かれている古本もさまざまです。
本がたくさん並ぶ古本市とは違い、MINOU PEOPLES & BOOKSで町を巡ることをきっかけに、うきは市の人となりに触れたり、その場所の空気を感じたり、古本に加え人やお店などの新たな出会いも楽しめそうです。
どこに行くかは自分次第。もちろん、どの古本を選ぶかも自分次第。
その時間にいる場所、そこにある本との“偶然の出会い”も楽しみの1つですね。
本好きへの道
MINOU PEOPLES & BOOKSは“本が好きだから”という理由だけではなく、「お店にも行ってみたい」というどちらの視点からも楽しめる古本市のように感じます。
私は普段、本を読まない人間ですが、カフェや雑貨屋に行くというきっかけから本に興味を持つかもしれません。
さまざまにセレクトされた古本に“ビビっ”とくる日を楽しみにしています。
本を読む時間がない人や、本を読むという行為から離れてしまっている人は多いと思います。そんな時代だからこそ、人それぞれのきっかけで、さまざまな本との出会いを楽しんでほしいと思います。
そんなきっかけを探しに、MINOU PEOPLES & BOOKSに行ってみたいですね。
MINOU PEOPLES & BOOKS
福岡県うきは市吉井町各所
2016.10.1(土)10.2(日)10:00-19:00※店舗により異なる
【参加会場】
MINOU BOOKS & CAFE/生活購買店 reed/四月の魚
蛭子町珈琲店/ポタジェ MINO/Riverwild/杉工場/jingoro(山口和宏)
コトコト舎/Plantago